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2025.03.17
2025年3月期決算を迎えて

代表取締役社長 櫻井 賤男

 3月に入って、ようやく雪の心配から解放されましたが、未だ1日の寒暖差の厳しい日が続きますので、今月一杯引き続き体調管理、お願いします。社内誌の原稿を書いている丁度今頃、14年前の東日本大震災がありました。昨年の能登半島地震と併せて、各自地震に対する備えが必要です。肝に銘じておきたいと思います。
 昨今、経済面では、為替レートの影響もあって、あらゆるものが価格上昇し、物品の納期が長く、物造りとして大変厳しくなっています。この様な状況下で3月期決算を迎える事が出来る事に対して、お客様、納入業者様、そして社員の皆様に厚く御礼申し上げます。
 今年度を振り返ってみますと、各電力会社様(県企業局様含む)からの水力発電所設備更新工事が多くありました。特に今年度はセンシング工事に始まって、センシング工事で終わったといっても過言ではないと思います。センシング工事(センサーを用いて物体の状態・動きを計測する技術)はシステム開発部が中心(ソフト面)となって、関連部材は製造部、現地での据え付け工事は工事部の3部門の一体工事です。その中心になるデータ収集装置をシステム開発部が中心となって開発し、受注につながって受注全体の20%近くまで達した事が大きかったと思います。併せて3月末完成予定の黒部・宇奈月キャニオンルートに使用される自動点検ロボットも加わった事が売り上げに寄与しました。これらの下地を作ったのは、3年前より始めた社内のDX化推進プロジェクト研修会が役立っていると考えています。各部門の若手向けに勉強会(現在38回)としてスタートし、DXとは何か?から始まって、今年に入ってAIの初歩の勉強も行っています。こういう輪を広げるのは今後の若手育成に役立つと考えています。
 雑誌致知3月号で2023年WBC侍ジャパンヘッドコーチを務めた白井幸一氏の言葉を紹介します。
「勝利を掴む三つの条件、一つは実力、二つ目はチームワークで三つ目は運です。運は待っていても来なくて自ら引き寄せる事が出来ると言い続けている。意識してできることを、誰よりも愚直に徹底してやる人のところに運が巡ってくる。」この言葉を聞いて自分なりに納得しました。また、別の方でこうも言っています。天才といわれる人ほど、人の見えないところで想像を絶する程の努力を重ねている。地道な努力を継続できる人の元に幸福の女神が微笑むのではないか。
 今年度もあと半月で終了します。事故災害とクレームを絶対に出さない様お願いします。その為にも社員全員が朝一の挨拶が出来る様協力をお願いします。