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代表取締役社長 櫻井 賤男
新年明けましておめでとうございます。昨年を振り返ってみて、改めて能登半島の地震による被害の大きさに驚いています。特に災害地の復旧が戻りつつある中で、9/11~12日の豪雨で避難所が水害にあうという痛ましい災害がありました。一日も早くもとの平常の生活に戻れる事を念じています。新年の世界経済状況は、不確実さが増している中で見通せなくなっています。国内では人口減少に伴い、労働力不足が鮮明になっています。この対策として昨年より進めておられる水力発電所のDX化が代表例だと思います。このような状況下で新年を迎える事が出来る事に対して、お客様、納入業者様、そして社員の皆様に厚く御礼申し上げます。
昨年末、黒部・宇奈月キャニオンルートの一般公開は地震の影響で来年以降との発表がありました。でんそくが受注している上部軌道の点検ロボットも今年3月に完成する予定でしたが、運開出来なくなりました。来年度に期待したいと思います。一方、水力発電所へ納入しているデータ収集装置は順調に進んでおり、年度内(3月末)に庄川水系エリアに7箇所納入する事になっています。設置されることにより各発電所の稼働状況が電力所で監視でき、保守点検等の効率化が図れる事が期待されます。又今後、3Dカメラを使って作業現場を可視化する事による作業効率化も提案しビジネスに繋ぎたいと思います。
雑誌、商工ジャーナル12月号に掲載されていた伊丹敬之氏(一橋大学名誉教授)「今を語る」の文面を紹介します。「人口減少時代こそ、人本主義の原理をしっかりと実行する企業が報われる時代だと思う。人口が減少すると企業間で労働人口の取り合いが起こります。いま人の手で行っている業務に投資して、機械やコンピューターに任せる部分をどんどん増やし、少数精鋭の優れた企業となるべく人を大切に育てることです。人口が多かった時代は人の無駄遣いをしていました。これからは、それは許されず少数精鋭の企業のみが生き残る時代になります。」これを読んで現在進めているDX化の重要性を改めて勉強させていただきました。年度初めにあたって、各部門での必要なスキルを磨くと同時に各自の目標とする国家資格の取得を目指してスタートしたいと思います。
年度末までに2.5か月残っています。各部門での目標達成状況を今一度チェックして下さい。よろしくお願いします。