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NEWS

2024.11.15
品質月間の行事について

代表取締役社長 櫻井 賤男

 11月に入りました。昨年に続いて暑い日が9月一杯続きましたが、10月後半より急に冷え込みが厳しく、寒さを感じる頃となりました。皆さんとともに体調管理に気を付けたいと思います。立山では11月8日初冠雪があり、昨年より31日遅いとの事、冬支度の準備が必要な季節になりました。
 今年度は3年間客先様のご都合でストップとなっていた工事が再開され、各水系の発電所の案件が増えています。3年前より新しい取り組みとして計画されていたDX関連の工事を受注し、年度末の工期目標を目指して全社で頑張っています。このような環境下で上期を無事乗り切る事が出来た事に対し、客先様、納入業者様、そして社員の皆様に対して改めて感謝申し上げます。
 今年の全国品質月間テーマは「原点回帰!品質と信頼で築く豊かな社会」となっています。今年に入って大手メーカーでも品質不祥事が発生しています。今迄物の品質が中心でしたが、昨今は人の品質が大事といわれています。もう一度原点に立ち返って、作業に係る人達の品質(人間性)を考える良い機会だと思います。社内での風通しを良くするために、上司と部下、部下同士が気軽にコミュニケーションが取れているかが大事です。そのためには、今年度の品質目標に取り上げた「朝一番の挨拶が全員出来るようにします」を確実に来年1/16迄に実施出来ているかどうか確認する事が大事です。昨年まで品質月間にイベントは開催しませんでしたが、今年度、製造部が主体となって品質大会に準ずる品質集会を開き、外部講師をお呼びして集会を盛り上げたいと思います。
 雑誌致知12月号に百年続く企業はどこが違うかの記事服部 真二会長(セイコーグループ)と藤間 秋男会長(TOMAコンサル会長)との対談を紹介します。
 「服部会長として決して忘れてはいけないのが創業者服部金太郎の精神だと思っています。「時代の一歩先を行け」とよく口にしていたと伝えられています。私はかつて他に先駆けてカラープリンターを事業化しようと失敗した経験がある。マーケットでのソフトウェアのインフラがまだ整っていなかったためですが、これは私にとって時代の二歩先を行ってしまった。失敗の大きな教訓です。やはり大切なのは時代の一歩先を読む先見性を身につけ、挑戦心を持って着実に歩むことなんです。また、藤間会長として取材した百社くらいの老舗企業はどこでも理念や家訓を大事に守り続けられている。その代表例を挙げると①お客様を大事にしている(信用第一、品質重視の姿勢)②社員を大事にしている(伝統と革新の精神が息づいている)③最後まで諦めない「しぶとい経営」を後継者に教育している。」 これを読んで、当社は時代の一歩先を行けているかを見直す機会としたいと思います。大変良い言葉をいただきました。今後の経営に活かしたいと思います。
 今年も残り1.5ヶ月です。寒暖差が厳しくなっています。社員皆様の体調管理をしっかりやってこの繁忙期を乗り切りましょう。