営業部 専任部長　吉江　知則

　年初の能登半島地震に被災された皆様、関係者様には心よりお見舞い申し上げます。
　現地の報道で画面に映る倒壊した建物や家屋、更に津波で押し潰された車などを見るたびに被害の甚大さを改めて感じ復旧の大変さを思い心が痛みました。ライフラインに携わっている私達も今後の復旧に少しでも尽力出来ればと思っております。
　いま業種・業界問わず技術者不足、労働力不足が深刻だと言われております。これを補い一人一人の負担軽減のためにも建設現場のＤＸ化、工事管理のＤＸ化のご提案、支援をしていきます。現在コロナ禍によりオンラインアプリＳＮＳの業務浸透、ＡＩ技術などの導入促進にて建設業界のＤＸ化は増々加速しています。我々の電気工事業は未だ情報のアナログ的発信が多く、これに対し時代に即した発想が必要不可欠です。既存の請負工事、盤製造においても更なるサービス向上にむけてグループ一同気を引き締めて挑む所存です。
　ここ数年ウクライナ侵攻に依る政情不安と円安による物価高騰で資機材・人件費は上がる一方で更なる競争力が求められております。その中で、当社は工事・製造・システムの三本柱でお互いを支え協力することが他社にはない強みです。この強みを維持継続・技術継承することで、独自性を高め競争力を維持・向上しなければなりません。
　今年は辰(龍)年です。中国の故事で滝を登る鯉は龍になると言われています。私達もこの多難な状況の中、協調・融和で個々のスキルを高め勢いをつけ飛躍したいです。まだまだ余震が続き安心は出来ませんが､自他ともに体調管理にも気を配り、この年度末に向けて頑張っていきましょう。