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代表取締役社長 櫻井 賤男
いよいよ決算月3月を迎えようとしています。2023年度を振り返ってまずは能登半島地震を、避けて語る事は出来ないと思います。震災後2.5ヶ月以上経過しようとしていますが、今も水道水が使えない(1万6千戸)、電気が使えない(370戸)戸数が有るとの事。一日も早く震災前に復旧する事を、お祈り申し上げます。この様な状況下で3月期を迎える事が出来る事に対して、お客様、納入業者様、そして社員の皆様に対して厚く御礼申し上げます。
今年度は上期として庄川上流用水土地改良区様・示野P/S竣工、関西電力㈱様・黒部川第二P/S 3号機リフレッシュ工事、そして北陸電力㈱様・有峰第一P/S配電盤取替制御ケーブル敷設工事がありました。県外では電源開発㈱様末沢P/Sリパワリング工事等大型工事が受注出来、水力発電所のハード面が勉強になりました。下期として黒薙第2S/S配開装置取換え工事、又年末年始の一週間でアイシン・メタルテック㈱様の屋上での受電設備の搬入、据付を製造部と工事部門が協力して完成する事が出来ました。この受電設備は設計から完成まで当社で行いました。製造工程で総重量が増え、建屋の強度が問題になりましたが、建築コンサルタントの指導で無事解決出来ました。納期面も一部外注を使って年末迄に完成出来ました。ただ今回、屋上でのクレーン作業が年末予定していた中での地震が有りました。1日でもずれていれば大事故に繋がったかもしれません。神のご加護があったと感謝申し上げます。
ソフト面ではシステム開発部門で開発を進めていたDX商品が受注出来、売上げに寄与しています。(物品管理システム、上部軌道点検ロボット、データ収集装置)今後この分野で省人化、業務効率化を計ってゆきます。
今年度は各部門(工事部門、製造部門、システム開発部門)揃ってそれぞれの特長を生かした受注が出来た事に対して客先様に感謝申し上げます。
致知3月号にシスター鈴木秀子さんの言葉が有りましたので紹介します。「『震災を通して学ぶべきこと』今回の能登半島地震を通して、当たり前の出来事などこの世の中には何一つとしてない事を感じたはず、日常の些細な出来事(家族のだんらん、お風呂に入ってくつろぐ等)は決して当たり前ではなく、奇跡の連続であったことを心から実感した。その為には感謝や思いやりの心が大切である事を教えてくれました。」これを読んで、これまでマイナスにとらえていた事が、自分自身の考え方を見直す良い機会になりました。
新年度に入って1月11~12日、ISO更新審査がありましたが、蜷川リーダーより内部コミュニケーションは良いが、外部コミュニケーションが不足しているとの指摘がある中で、2024年度全社品質目標を“朝一番のあいさつが全員できるようにします”と一言で言える様に変更しました。これによって内部、外部コミュニケーションが改善されることを期待します。
今年度もあと半月で終了します。事故、災害とクレームを絶対に出さない様お願いします。